§24. テキストに爆発的光芒を与える

 テキストの特性を利用して、背景に爆発的光芒を作成します。GIMPUSERS.comよりRays of Light (behind text)を参照しています。

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     完成画像。
Step1-5 文字位置調整後。

Step1-5 整列ツールの使い方。

Step1-9 終了時点のレイヤー構造。

Step 1

 テキストの作成。

    1/ 新しい画像を作成します。

    ファイル>新しい画像

    設定:
    サイズ=900×900
    背景=黒

    2/ フォントサイズを変更して文字を入力します。

    描画色=白

    [NOTE] テキストのサイズが作成する光芒に影響を与えるので、フォントサイズは変更するようにします。

    3/ テキストの位置を合わせます。

    4/ 全てのテキストレイヤーを統合します。

    5/ テキストレイヤーを中央に移動させます。

    [NOTE] 整列ツールを使用すると便利です。

      ・ レイヤータブで背景レイヤーを選択。
      ・ ツールボックスで、整列ツールをクリック。
      ・ 整列ツールのプロパティで、基準=アクティブなレイヤー を選択。
      ・ イメージウィンドウで、入力した文字の部分をクリック。
      ・ 基準 の下にある →|← のアイコンをクリック。

    6/ テキストレイヤーのキャンバスサイズを変更します。

    テキストレイヤーを右クリック>レイヤーをキャンバスサイズに合わせる

    7/ テキストレイヤーを複製します。

    8/ テキストレイヤーを背景レイヤーと統合します。

    テキストレイヤーを右クリック>下のレイヤーと統合

    9/ レイヤー名を変更します。

    テキストレイヤー名=Source
    背景レイヤー名=Ray

    これまでのレイヤー構造を左図に示しておきます。

    10/ Sourceレイヤーのを非表示にします。

Step2-3 極座標フィルタ適用後。

Step2-7 風フィルタ様々な角度で適用後。

Step2-6 文字を正常表示に戻した状態。

Step 2

 テキストの変形

    1/ Rayレイヤーに極座標フィルタを適用します。

    フィルター>変形>極座標

    設定:
    極座標へ=チェックを外す。他はDefault。

    2/ Rayレイヤーを時計回りに90度回転させます。

    [NOTE] 回転ツールを選択し、適当に回転させます。回転ダイアログが開くので、90を入力し実行します。

    3/ Rayレイヤーに風フィルターを適用します。

    フィルタ>変形>風

    設定:
    スタイル=風
    方向=左
    端の効果=きっかけ
    しきい値=40
    強さ=50

    4/ Rayレイヤーに風フィルターをもう一度適用します。

    フィルタ>変形>風

    方向オプションのみ右に変更します。

    5/ Rayレイヤーを反時計回りに90度回転させます。

    [NOTE] Rayレイヤーで、回転ツールを選択し、適当に回転させます。回転ダイアログが開くので、90を入力し実行します。

    6/ Rayレイヤーで、今まで通りの設定で、左右に風フィルタを適用します。

    7/ Rayレイヤーを反時計回りに90度回転させます。

    8/ Rayレイヤーで、今まで通りの設定で、左右に風フィルタを適用します。

    7/ Rayレイヤーを時計回りに90度回転させます。

    8/ 極座標フィルタを実行し、文字を正常表示に戻します。

    フィルター>変形>極座標

    設定:
    上側からマップ=チェックする。
    極座標へ=チェックする。
    他はDefault

Step3-1 選択範囲作成方法。作例の画像とは異なっています。

Step3−3 選択範囲を黒で塗りつぶし。

Step 3

 背景の調整。

    1/ 画像が円形になっているので、文字部分以外を黒で塗りつぶします。

    Rayレイヤー選択状態で、矩形選択ツールで風の適用された文字の部分を完全に囲みます。ただし、選択範囲は黒い円の内部からはみ出してはなりません。

    2/ 選択範囲を反転します。

    選択>選択範囲を反転

    3/ [D]キーを押し、描画色と背景色を白と黒に戻した後、選択範囲を黒で塗りつぶします。

    編集>描画色で塗り潰す

    4/ 選択範囲を解除します。

    選択>選択を解除

Step4-1 モーションぼかしの設定。

Step4-1 モーションぼかし適用後。

Step4-2 文字部分を選択範囲にした状態。

Step4-10 Step4 終了時点。

Step 4

 光芒の作成

    1/ 現状では光芒が不十分なのでモーションぼかしを適用します。

    フィルター>ぼかし>モーションぼかし

    設定は左図参照。

    2/ 最初に入力した文字部分の選択範囲を作成します。

    Sourceレイヤーを非表示のまま右クリック>不透明部分を選択範囲に

    3/ 選択範囲を拡大します。

    選択>選択範囲を拡大

    設定:
    拡大量=2

    4/ 新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Radiant
    背景=透明

    5/ Radiantレイヤー選択状態で、選択範囲を白で塗り潰します。

    [D]キーを押したのち、編集>背景色で塗り潰す

    6/ 選択範囲を解除します。

    選択>選択を解除

    7/ Radiantレイヤーにぼかしを適用します。

    フィルター>ぼかし>ガウシアンぼかし

    設定:
    ぼかし半径=10

    8/ Radiantレイヤーのレイヤーモードを変更します。

    レイヤーモード=スクリーン

    9/ Radiantレイヤーの並び順を変更します。

    RadiantレイヤーをSourceレイヤーと光芒レイヤーの間に置きます。

    10/Sourceレイヤーを可視にします(目のアイコン部分をクリック)。

Step4-2 彩色後。

Step 5

 彩色。

    1/ Sourceレイヤーを選択し、階調を反転します。

    色>階調の反転

    2/ Rayレイヤーを選択し、彩色します。

    色>カラーバランス

    設定:

      シャドウ : シアン〜赤=0、マゼンタ〜青=30、イエロー〜青=40
      中間色 : シアン〜赤=-70、マゼンタ〜青=-35、イエロー〜青=30
      ハイライト : シアン〜赤=0、マゼンタ〜青=0、イエロー〜青=0

以上で完成です。実画像を下に示します。

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初版作成: 2011/01/01
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